2019年07月10日

詩と短編

親のこころ風の強い夏の日法事を終えた私と父は村の小道を歩いた私の被ったパナマ帽は運悪く風にさらわれフクギの木の枝に掛かった背丈半分ほどの石垣を登れば取れる高さだった私が石垣に手を掛けると杖をついた父は「危ないからあんたは待ってなさい」と言った父さん、あ...